霜降り明星のオールナイトニッポンゼロ

世代的には鶴光、タモリの時代から始まってたけしの頃がオールナイトニッポンを聴いていた絶頂期。

その後は自分の部屋にテレビを入れたせいもあり、テレビっ子の自分としてはAMの深夜放送はあまり聴かなくなりラジオはFMへ聴取傾向が移った。

よってとんねるずウンナン、ひいてはナイナイやくりぃむの頃のANNはほぼ素通りしてきた。

そんな自分が霜降り明星に興味を持って、この4月から始まった金曜深夜3時~5時の時間帯のオールナイトニッポンZEROを聴き始めたら止まらない。

radikoのタイムフリーを利用しての翌日以降の聴取ではあるが、2時間まるまる聞き続けて半年経った。

前半はフリートークで超売れっ子になった多忙の日々をおもしろおかしく語る。粗品せいやのバランスがとてもいい。一見反対のように見える粗品の粗雑さとせいやの繊細さがにじみ出る。それでいて粗品が繊細でせいやが粗雑な場面も演出する。

二人共がかなりのお笑いマニアであり、お笑いを語らせたらそれぞれが止まらなく、それだけでも好き者にはたまらない。

よく考えたら二人は完全に自分の子ども世代で、話題が自分と合わないようで合う。二人がやってきたゲームや読んできたマンガや見てきたテレビは自分の娘たちが通ってきたものとほぼ一致しており、間接的に自分とも一致するのである。

さらにせいやはアグネスチャンのファンであることからもわかる通り古い話題にも強く、自分の世代そのものの芸能にも詳しいことが話を聞いていて心地よいことの一因であるかもしれない。

後半はハガキ職人が活躍するいくつかのコーナーが続くのだが、どれもクオリティが高い。これもせいやのモノマネの才能であったりネタの租借力であったり、粗品の切り取り方であったりが優れていることにも寄っている。

週明けの通勤の行き帰りでだいたい聴き通してしまうのだが、電車の中でニヤニヤしてるんじゃないかと不安である。

このクオリティの番組がゼロという超深夜枠でもったいないように思うのだが、一軍枠は埋まっているようだし、来春以降果たしてどうなるか。

今はradiko等、好きなときに聴くことの出来るツールが沢山あるのでリスナーとしては無問題であるのだが、親世代の自分としては多忙を極める彼らの身体を気遣うものであるw。

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