香川一福 矢場町店オープン

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讃岐うどんの香川一福が大須に店を出した。

大須というかまあ矢場町だね。
カツのせ中華そばで長年人気だった河正の跡地である。

矢場とん大津通を挟んだほぼ向かいと言った方がわかる向きもあるかもしれない。

この香川一福の東京神田本店はミシュランビブグルマンを2017、2018、2019年と3年連続受賞しているという。うどん店では数少ないことは確か。

名古屋では、昨年ららぽーと名古屋みなとアクルスが出来た時にフードコートに登場して少し話題になった。

そちらでは未だ食べていないが、単独店として職場の近場に出来るというので気になっていた。

オープン日は10月1日だったが、その週はなにかとバタバタしていたので今週改めて思い出して行ってみた。

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店頭にはまだ祝花の蘭が飾られている。いくら祝花はどんどん持っていってしまう名古屋人でも蘭までは持ち去らないか。

入口脇には製麺室があり、ガラス張りで通りから見えるようになっている。

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昼時だし混んでるかなあと思って覗くと果たして入口が数人渋滞している。

でもよく見るとタッチ式パネルの券売機に戸惑っている客が固まっているだけで、空席はちらほら。

安心して券売機の列に並ぶ。落ち着いてみればそんなにわかりにくいタッチパネルじゃないのだが、苦手な人は苦手だろうね。

最初なので、かけにおあげをつけてきつねうどんにしたものとげそ天を選択。

かけは大・中・小、温・冷・そのままのそれぞれ三通りが選べる。

量は中にして、あつかけ、ひやかけはわかるものの、そのままとはなんぞやと説明を読むと、温かい汁に水で締めたうどんをそのまま、とあるので、要するにさぬきうどんの世界で言うところのひやあつであるようだ。

それならば、ということでそのままをチョイス。

店内は奥に広く、カウンター中心のレイアウトで30席以上はあって収納力はなかなか。

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オープンキッチンで、かつ南側の清浄寺への参道が眺められる窓が大きく開けられており開放的な感じ。

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チケットを店員に渡して、席に座れば出来たものを運んでくれるのでセルフ方式ではなくフルサービスということなのだろう。

少し待って注文が運ばれてきた。

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げそ天は揚げたてのアツアツ。ボリュームもしっかりあって値段に比して納得。

うどんの方は.......、ぬるっ!
え、ひやあつってこういう感じだっけ?
麺は冷えてて汁は熱いんだからまあぬるくはなるだろうけどもこういう感じのぬるさだっけ、と言いたくなるような中途半端なぬるさ。

つゆはいりこ中心なのかな、まああっさり美味しい。あげも大判で味が染みておりマル。

麺は、うーん、よくわからんなあ。コシがあるようなそうでもないような。

思いがけぬぬるさになんだか釈然としないまま食べ終わる。

本場でのさぬきうどん経験もないため、その辺は自分の中でもモヤモヤしている。

とはいえ、げそ天も良かったし全体的には美味しいとはいえるので、別メニューを確かめようという気にはなった。

なによりあまり待たされない感じだったのも良かった。

釈然としない感じを解消したくて、翌日も訪問。自分としては珍しい行動。

今度は肉うどんの中と天ぷらは鶏天をチョイス。

肉うどんはさすがに熱かろうという目論みだ。

たっぷりの甘辛く味付けされた牛肉と玉葱がのり、さらにかつお節が散らされている。

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期待をこめて啜ってみると.......、ぬるー。

ま、昨日ほどではないものの少なくとも熱々ではない。

つゆはこういう感じなのね。となるとあえてのってことかね。出汁感を感じさせる温度とかなの?

個人的にはもうちょっとちゃんと熱くしてくれた方がいいなあ。

味は、美味しい。

ただ、麺はやっぱりいまひとつ釈然としない。食感が微妙。冷たいうどんで確かめるべきかもしれぬ。

鶏天は腿肉使用でボリュームもそこそこあって悪くない。

あとは値段、かな。

この肉うどん中と鶏天で1000円弱のお支払い。

この店を300mほど南に下ると丸亀製麺があるが、もうちょっとお値打ちに頂ける筈。
といっても同じメニューで比べてみると100~150円の差ぐらいかも。
それぐらいであれば妥当のような気がしないでもない。

職場に比較的近いので、もう少し通ってその差を実感してみたい。