桜海老のかきあげとはなんであるかについて

この日もランチパトロール大須方面を巡回。
晩に食べる予定をしていたので、ラーメンは避ける。
以前はこのような配慮は一切していなかったのだが、まあ、いろんなもの食べたいしね。
気分的に重いものは避け、時間もないのでさっと食べられるもの...、やっぱり麺になるな。
結局、某うどん店に再々確認の意味も込めて。

今度は冷やしにしよう。
トッピングは、天ぷらだな。
お、「桜海老のかきあげ」なんてあったっけ。それにしよう。

チケット二枚を店員に渡し、案内された席へ。
程なくまずはうどんがやってくる。
「かきあげは揚がり次第お持ちします」
ここは注文聞いてから揚げてくれるから熱々である。
厨房に目をやると今まさに油からかき揚げを引き上げたところ。

とりあえずうどんに口をつける。
汁、いいね。しっかりとした出汁感。
うどんはやや好みより固い。コシがあるともいえる。
総じて悪くない。

「お待たせしました」
すぐにかきあげが登場。

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諸兄は「桜海老のかきあげ」とあるものを注文して、写真の天ぷらが出てきたら果たしてどうするであろうか。
ボクは一応、しばしの躊躇の後、「これって桜海老のかきあげ?」とおずおずとカウンター内にいた店員に尋ねてみた。
自分の感覚ではこれは「野菜のかきあげ」であって「桜海老のかきあげ」ではない。
確かメニューに普通の「かきあげ」もあった筈。オーダーミスであろうという判断である。

しかし店員は間髪をいれず「ハイ! 桜海老が入っております!」と堂々と答えるではないか。
いささか恥ずかしくなり、そうなのかそれは早合点をしたとこのかきあげをしげしげと眺めた後、箸を入れ崩しながら少しずつ食べ始めた。

ところが一向に桜海老は見当たらないではないか。
玉葱、薩摩芋、人参、紫蘇等がほとんどで、中でも赤系の色のものは人参だけだ。
さらに分解し、よくよく目を凝らしてみるとピンク色っぽい黒い点(目?)が二つ付いたような小さなものが発見されたのでこれかも、と思い口に運ぶが、海老らしき味はまったくしない。
しかもそれが海老なのだとしてもアミエビレベルの大きさだし、それが全部で10匹以下しか確認できぬのだが。
それを「桜海老のかきあげ」と謳うかね? 混入レベルではないか。

後で調べると、券売機の当初「かきあげ」と表示していたメニューの場所にこの「桜海老のかきあげ」はあるのだ。
オーダーミスでなく、本気で「桜海老のかきあげ」としてこれを売っているのだろう。
マジか。